今、社会学科の脇田教授が指差しているのが、その技術で作られた壁。荒壁工法と呼ばれ、従来の土壁に近い質感を持つが、強度は約5倍。通常、耐震住宅は筋 交いなどを入れることが多いが、町家などの古い住宅の、ある特定の部分だけを補強してしまうと、地震のときに補強されてない壁が壊れてしまう。
しかし、荒壁工法は、従来の竹を編んで作った壁と同じように揺れてショックを吸収するので、こういった町家の保全に向いているようだ。設計に当たった白井さんによれば、大津の町家でこの技術を使ったのは初めてだということである。
2008年9月18日木曜日
町家キャンパス「龍龍」の耐震工事が終了
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